アン・シャーリーでの新型コロナウイルス感染防止対策の詳細説明

当店では、密室になりがちな美容室の設計に当たり、フレッシュエアー方式を採用し、冬期のインフルエンザウイルスやノロウイルス対策店舗を目指しました。
本来は、お見せする部分ではありませんが、何らかのお役に立てないかと敢えて公開することに致しました。

店舗内の対策要点

当店では、お客様間隔を1.5メーター確保し、且つ、カーテンで仕切ることで空気感染を防止します。
なお、現状は、予約を同時刻2名までに制限し、3メーターの距離を確保しております。
お客様に直接接触使用するクロスは、殺菌消毒後お客様に使用する直前まで衛生的に保管します。
使用器具は都度消毒を実施します。
お客様毎に美容師は消毒を実施。マスク着用をさせていただいております。
タオル類は、洗濯後高温乾燥機を使用し、直接美容師の手が触れないように手袋着用で準備室内にて行います。
準備室内も床下からのフレッシュエアー供給と乾燥機直上の換気扇からの直接排気でウイルスが滞留しない換気がされています。
一般的には、天井からダウンブローし、床下へ排気することが理想的です。しかしながら、お客様にとって、冷気暖気に常にさらされる不快な店内となります。
当店では、天井と床から包み込むようなフレッシュエアー供給を行いつつ、排気ポイントを大量排気口と局所排気装置を多数配置することで、快適性静粛性と汚染エアーがお客様に留まらない換気システムと致しました。

強制吸排気換気システム

3階に設置されたエアーコンディショナーから1階天井と床下に冷暖房フレッシュエアーが供給されます。
フレッシュエアーは、1階の天井と床下の各所に設置された吹き出し口から供給されます。
排気は1階シャンプー室天井の強制吸気口から引き込まれ、3階のエアーコンディショナーで熱交換されて、屋外へ排出されます。
さらに、各室には換気扇が装備されています。
今回の、新型コロナウイルス感染防止対策以前から、インフルエンザウイルスなどの空気感染症対策は万全を図りました。
三密状態にならない工夫が建設段階からされています。

多数のフレッシュエアー供給と排気システム

カットルームとシャンプールームには天井から多数の丸形吸気口からフレッシュエアー供給されます。
ウエイティングルームには床からフレッシュエアー供給と排気扇がセットになっています。
エントリーには床からフレッシュエアー供給がされています。
お客様用のクローゼットにも床からフレッシュエアー供給されます。
スタッフルームには床からフレッシュエアー供給と換気扇が装備されています。
加湿器付き空気清浄機の設置も行っております。
微粒子の付着対策を行う精密加工製品工場では必須のエア循環システムですが、スペースに限りの有る美容室では設置が困難です。
当店は、製造業のコンサルタント会社の美容部門ですから、店舗設計段階でできる限りの対応策を織り込みました。

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